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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 080524 見学  

暑い日に、内定者のフリをして、スーツで見学に。
一つ目の見学は、日本設計のマーガレット本館。

これについてはまた今度書くとして。


そのままスーツで、高円寺に向かい、
藤村龍至さん設計のK-projectの見学会に参加させていただいた。

前日にそのお誘いを友人伝いに受け、
飛び入りで参加させてもらえることになり、
当日中野あたりで、
「レポートをブログにアップすることが条件」
と聞いて少しビビる。


商店街はこんな風に、狭い道が続いている。

高円寺のイメージは、こういう印象が強い。
商店街が色んな方向に伸びていて、
歩いてればどんどんお店が現れて。
しかも、割と高さの低いところで完結している感じ。

集団についていっていると、いつの間にか「ここです」と言われ、
日常の商店街に突如工事現場が現れた。


でかい。
外観もあまりちゃんと見ないまま、
とりあえず中にお邪魔させてもらった。



1階は店舗が入り、2階からは住居が入る。
住宅というのはなかなか入れるものじゃないので、
貴重な機会にわくわくする。


藤村さん。
各部屋を案内しつつ、学生の質問にも丁寧に答えてくれていた。

内観は白い。

ここで出たのは確か、手摺の話。
窓を開けたときの転落防止のためについている。
マニアックなお話(φ32とか、なんとか)もあった。
T字になってるのは、構造的にちゃんと考えられている。
プロポーションを重視して、手摺を薄くしたりすると、
しばらくしてから来るともう歪んでるんだ、それは嫌だ。
とおっしゃる藤村さん。


台所の近くの壁に必ず現れていた、
この額縁のようなちいさな小窓が、
妙にかわいらしくて気に入った。

室内側から見たときに、窓のサッシが見えないように設計されているたりに、
こだわりを感じた。

配置も色々考えられている。
部屋の中にいると、それぞれ窓の大きさが違って、
わりとランダムな配置のようにも思えるのだが、
外から見ると規則正しく並んでいる。


設備については、一部分に集約されていて、
機能的にもすっきりしている。
縦に設備のラインができていて、そこに入らせてもらった。


通常、住宅の屋上やバルコニーには、
室外機などが置かれている。
そういう使われ方に疑問を抱き、
こういうスマートな設計をされたよう。

となると、屋上が気になる。

なんだか都市が上のレベルに現れたみたいで面白かった。

藤村さんも、「住宅に都市をつめこんだ」みたいなことをおっしゃっていたので、
その感覚は間違ってはいないのだと思う。


周りの建物がひとつのボリュームでてっぺんのレベルを決めているのに対し、
一部屋分のボリュームででこぼこしているのが面白い。


高円寺の駅も近くに見え、総武線が通る。

最初、外観の色を見たとき、わりと地味だなぁと思ったのだけど、
それはこの高円寺の風景を見たときに納得がいった。

なんというか、原色が無くて、色あせている感じ。
その都市の風景になじんでいて、
最後に駅のホームからこの建物を見たときなんて、
ちょっとしたら感動すら覚えた。
なじみすぎていて。


最後に、一番天井の高い部屋(多分)で座談会。
学生から色んな質問が飛ぶ。


ここでの話がいちばん面白かったなぁ。

この建物はひとつの住宅であるんだけど、
全体として「都市」の機能を落とし込んでいて、
結果として合理的に設計がなされている。

最上階だけユートピア的になるのはよくない、とおっしゃっていたけれど、
その辺は、どうだろう。
私にはやはり、最上階が飛びぬけて魅力的に見えてしまった。

他にも、
住宅をつくるときは、「普通」と「特殊」の間を目指す、とか。
一見、白い壁の、普通の住宅だけど、
よくよく見るとこだわりが見えるとか、
そういうのってまさに、普通と特殊の間なのかなぁ、と思った。


(以下5.28追記)

風呂場に窓がないのは、
今時の若い人の都市生活を考えて、とのこと。
プラン上そうならざるを得なかった、とかではなく。
お風呂に窓があると覗かれそうでいやだ、とか、
そういう心境を考えて。

ベランダが無いのもそう。
都市に住む、ということは、昼間は家に居ない。
朝出て、夜帰ってくる。
そういう場合、洗濯物は部屋に干す場合が多い。
だから、ベランダよりも、部屋の中に物を干せる場がある方がいい。
(実際、丸いわっかが何個かぶらさがっていて、
 そこに物干竿を引っ掛けて干すことができるようだ)

台所とリビングを仕切る壁についていた、
折りたたみ机(使わない時は壁に収納、使う時は壁から90°張り出す)とか、
なんだか女子目線が多い。
藤村さんに女性のお施主さんが多いというのは、
大いにうなずける。


ああ、あと、構造について。

外から見ると、
1階部分は外側すべてガラス張りで、
中に4つのコアがある。

1階のガラスと、2階〜5階の仕上げ(何ボードでしたっけ)が、
すごく対照的なので、
2階の床と1階の間にある銀色の部分が、
2階以上のすべての部分をどっしりと抱えているように見えてしまう。

ところがそうではなくて、
5階で見せてもらったが、ココにメガ梁が隠されている。
要するに、5階から吊っているのだ。
5階の部屋には、梁が見える部屋もあったりして、
種明かし、なんて言っていたっけ。

人を見た目で判断してはいけないとはよく言うけれど、
きっとこの建築もそうですね。


  ー * ー * ー * ー


なんだか、思い出した事を綴っただけのレポートになってしまったけど、
設計者ご本人に建物を案内してもらえるなんて、
そうそう巡り会えないチャンスでした。
粋な計らい、ありがとうございます。

そして、この内覧会を取り仕切ってくれたg86のみなさま、
突然おじゃましてすみません、ありがとうございました。

by maple-apple | 2008-05-25 11:11 | diary

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